絵が文と関係ない回です。
最近死に触れる機会が多く、気持ちが処理出来なくなっていた。
それと同時に変わらない毎日を大切に思うことが増えていた。
変わらない退屈が永遠に続くように祈りながら
早く時間が過ぎてほしいと思っていた。
夏は生き物すべての生命力が強く感じられるもので
それと同時に死という事実が対比して、なんだか現実味がない。
青い空に立ち上る煙を想像する。
通夜会館の中は不思議と落ち着いて、変な気持ち。
葬儀の最中は忙しいのにぼーっとしてしまう。
終わってぼーっとしているうちに、もう夕方の風に秋を感じる。
あなたのいなくなった夏が終わっていく。
コロナウィルスの影響で、事務の仕事がなくなったらと思い
必死にこなしていた絵の仕事も全部終わった。
仕事をしている最中は、終わったら好きなことをしようと
ずっと考えていたけれど、実際終わってみたら
好きだったはずの事がもう分からなくなっていた。
17日から自由になったな、と思ったらまた訃報があって
悲しくてやりきれない気持ちになった。
生きている時間は有限で、私は最近今後の身の振り方を考えている。
友達に嘘子の絵のお手伝いするんだと笑顔で言われて
私は応援してもらっていたんだなと気が付き
やっぱり頑張りたいなとも思った。